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子宮頚がん予防ワクチンについて
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「がんの予防ワクチン」が、日本でも、ついに発売になりました。
これは、'16型'、'18型'という、特に若い女性の子宮頚がんの原因となっている「HPV(ヒト パピローマウイルス)」の感染をブロックするワクチンです。
子宮がんに感染していなければ(細胞疹Ⅲa以下)、どの年代の女性にも効果があるといわれていますので、10歳以上、40代の女性でも可能です。
6か月間に3回注射を打つと、一生、免疫力がつき、子宮頚がんを予防できるといわれています。
もちろん、ワクチンで100%がんを予防できるわけではなく、その効果は 70%ぐらいですので、その後の検診は必要です。
当院では、初回、1か月後、6か月後の、計3回の接種を行っています(1回 16,000円、診察代および、注射手技料含みます)。
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ピル外来
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ピルには、女性ホルモン含有量の多い「高容量」「中容量」と呼ばれるピルと、副作用を軽減するためにホルモン含有量を少なくした低用量ピル(OC:Oral Contraceptives)があります。
現在は、ホルモン含有量の少ないOC(低用量ピル)が主流になっています。
OC(低用量ピル)のメリット
1)正しく服用すれば、ほぼ100%避妊ができます
2)月経周期が、規則正しくなります(月経不順の改善)
3)月経困難症(月経痛)が、改善されます
4)月経過多症が改善されます
5)月経量が少なくなり、貧血が改善されます
6)ニキビが改善されます
7)卵巣がん、子宮体がんの発症を抑えられます(長期服用)
OC(低用量ピル)のデメリット
小さな副作用
1)吐き気
2)胸がはる
3)頭痛
4)むくみや体重増加
などがありますが、服用開始後3カ月以内に、おさまります。
大きな副作用
1)血栓症
2)心筋梗塞
3)脳卒中
などのリスクが少し高くなるといわれています。
強い胸の痛み、激しい頭痛、ふくらはぎの痛みなどの症状が出たときには、服用を中止してください。
また、たばこを吸うと、血管が収縮して、血栓症のリスクがさらに高まりますので、35歳以上で、1日15本以上たばこを吸う人には、処方できません。
緊急避難用ピル
いわゆる「モーニング アフター ピル」といわれるもので、コンドームが破損した場合などに、服用して避妊します。
中容量ピルを直ちに2錠、12時間以内に2錠服用します。
ただし、成功率はそれほど高くなく、性交後72時間以内で70%くらいといわれています。
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